テーマ 「愛」
本ねぷた 鏡絵の題名 「漢楚軍談」(項羽と劉邦の戦い)
本ねぷた 見送り絵  「虞美人」
本ねぷた ねぷた絵師 佐藤仙峯
組ねぷた 題名    項羽と劉邦
組ねぷた 組師    浅間浩、村元清則
組ねぷた 絵師    松岡泰仙
小ねぷた 絵師    三浦岳仙

2020年は佐藤仙峯絵師に鏡絵を描いていただく年です。
今年の当会のテーマは「愛」となります。例年は当会メンバーで話し合いテーマを決めますが、今回は、佐藤仙峯絵師からの提案です。主要メンバーで話し合った結果、これで行きましょうということになりました。

このテーマとなった場面について
中国を統一した強大な秦王朝を建国した始皇帝は、紀元前210年に世を去り、再び戦乱の時代が訪れました。そのとき、天下を手中におさめようと2人の英雄が熾烈な戦いを繰り広げることとなります。その人物が項羽と劉邦です。項羽はこのとき20代前半で、70を超える戦いに勝利した中国史上屈指の戦の天才でした。一方、劉邦は50歳も間近で項羽との戦いではいつも負け続けていたのです。しかし、最後には劉邦の巧みな戦略によって逆転され、周囲が全て敵だらけになる『四面楚歌』となって項羽は滅亡してしまいます。
劉邦との戦いに敗れると確信した項羽は、愛人である虞美人に対し劉邦の寵愛を受けて生き残るように勧め、置いて去ろうとします。しかし虞美人は、男装をして項羽に同行とすると言って聞き入れず、項羽から宝剣を借りいれた際の恩を返していないと言って最期は自刎してしまいます。項羽は、虞美人の予期せぬ行動に驚き、嘆き悲しみます。このように、二人の男の覇権と、それに巻き込まれた一人の女性の悲しい愛の物語がかつてはあったのです。(明代の通俗小説である『西漢通俗演義』(日本語訳『通俗漢楚軍談』)による)
これは日本の戦国期の羽柴秀吉、柴田勝家、お市の方との関係にも似ているかもしれませんね。

項羽

虞美人

劉邦